Webサイトをお持ちの方は「SEO」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
SEO対策といっても一般的に内部施策・外部施策・コンテンツ施策と施策内容は様々です。
本記事ではSEO対策について知っておくべきポイントや具体的な対策内容をご紹介いたします。
そもそもSEO対策ってなに?
まずSEOとはSearch Engine Optimization(サーチ エンジン オプティマイゼーション)の頭文字を取ったもので、日本では検索エンジン最適化と言われています。
SEO対策はGoogleの検索結果上で上位表示を狙い、他のWEBマーケティングの手法と同様にそれぞれのサイトを運営するにあたって決められているゴール(クリック数・コンバージョン※1の増加など)の達成のため、行なわれている対策です。
ただし、SEO対策は即効性のある施策ではなくコツコツ積み重ねることで成果が出てくるものになりますのでSEOを始める前に押さえておくべきポイントをしっかり押さえ長い目で行なっていくことをお勧めいたします。
※1.コンバージョンとは、お問い合わせや資料請求、商品購入などWEBマーケティングを行う際に決められたWEBサイト上でのゴール・成果のこと
SEOを始める前に押さえておくべきポイントとは?
- Googleが公表している指標
- 「Googleが掲げる10の事実」
のようなこれまでGoogleが公式で出している情報を熟知しておくことはやはり重要でこれからSEOを始める方はぜひこれらをご覧ください。
また、SEO知識が掲載されている”情報サイト”は日々更新され、新しい情報を得ることができるのでこれから始める方も、現在SEO対策を実施している方も日々のチェックが重要となります。
Google がこの「10 の事実」を策定したのは、会社設立から数年後のことでした。Google は随時このリストを見直し、事実に変わりがないかどうかを確認しています。Google は、これらが事実であることを願い、常にこのとおりであるよう努めています。
SEOって具体的にどんなことをするの?
ちなみにSEO対策の中にはどんな対策・施策があるのかを簡単にご説明いたします。
大きく分けて
- 内部対策
- 外部対策
- サイト内のコンテンツ対策
などが挙げられます。
今回は、SEO対策として主に行われる内部対策・外部対策・コンテンツ対策に加え、SEOとの相乗効果が期待できるMEOについても解説させていただきます。
内部対策とは?
まず内部対策からご説明させていただきます。
内部対策とは
- タグを正しい形へと最適化
- 内部リンクの正規化
- ユーザーにもクローラーにも大切なサイトマップの作成
- 構造化マークアップ
などをはじめ、サイト内部において対策を行うことを内部対策と言います。
Googleの指標としてユーザー・クローラーのことを考え、どちらにもわかりやすく使いやすいことがサイト評価のポイントとなっており、かなりの割合で順位に関係してくるため内部での対策はとても重要になります。
内部対策をするにあたって重要なこと
先ほどお話しした通り、内部対策をするにあたってユーザー・クローラーのことを1番に考えながら対策を行うことが重要です。
よくクローラビリティ、ユーザビリティ(UI/UX)の向上とも言われ、いかにサイトを使用する全ユーザーにとって有益な情報が書いてあるサイトか、クローラーにとって認識しやすい表記でサイトが構成されているかなどが評価対象となります。
どんな端末でもストレスなく見れるようになっているか、ページの表示速度は適切か、
タグは正しい表記か、などそれぞれクローラー目線とユーザー目線で考えてみるのがポイントです。
ユーザビリティを高めるための内部対策とは?
ちなみにユーザビリティを高めるために行える内部対策として挙げられるのは、
- サイトマップの作成
- ページの表示速度改善
- 導線の設置
- レスポンシブの適応
- Googleマップの設置
などが挙げられますが、ユーザビリティを高めるということは「使いやすさ」を重視するということなのでよりユーザーが使いやすくするにはどうしたら良いだろう?と常に考えなければなりません。
外部対策とは
では、次に外部対策とは主にどんな対策なのか?を簡単にご説明させていただきます。
外部対策とは
- 被リンクの取得(バックリンク)
- 悪質な被リンクの精査
- Twitter、Instagramなどソーシャルメディアの活用(サイテーション)
など主に被リンク(バックリンク)に関する施策が外部対策と言われるものになっております。
Googleでは、関連するサイトからの被リンクを多く受けていることもサイト評価対象にしており重要視されていますが
だからと言って、数が多ければいいというわけでもなく質の低い被リンクばかりだとペナルティの対象になり、逆効果になる場合があります。
高品質なナチュラルリンクを受けるため、いかにユーザーにとって有益なサイトであるかどうか、このサイトなら被リンクをつけたいと思ってもらえるかどうかを考えサイト運営を行なっていくことが大切になります。
高品質な被リンクとは?
高品質な被リンクとは、専門性・権威性・信頼性(E-A-T)の高いサイトからのリンクや質の良い流入が見込める被リンクなどを指します。
一時期から外部リンクが厳しく判断されているため、
自サイトはもちろん、被リンクを貼る側のE-A-Tも重要になっております。
時には現段階でついている被リンクを精査し、関連性の低いサイトや品質の低いサイトからの悪質なリンクを否認することでペナルティのリスクを下げることができ、より高品質な被リンクを担保することができます。
コンテンツ対策とは
コンテンツ対策は内部対策の一つとも言われていますが
- 選定されたキーワードの含有率を高める
- 競合調査を参考に、自サイトにはないコンテンツを取り入れる
- E-A-T(※2)や関連性、網羅性の高い記事やコンテンツを掲載する
- ユーザー体験を高める
- オリジナルコンテンツの配信
といったことがコンテンツ施策として挙げられます。
また画像検索からも質の良い流入が見込めるため、コンテンツ施策では記事をはじめ画像検索の対策として行なっていくことがポイントです。
※2.E-A-TとはGoogleが評価するにあたってかなり重要視されている専門性・権威性・信頼性のこと。
MEOとは
SEOと相乗効果を得られるMEOとはMap Engine Optimization(マップ エンジン オプティマイゼーション)と呼ばれ、みなさん一度は見たことのあるはずのマップや電話番号・住所などが表示されるようにマップをメインとした対策になります。
具体的には
- Googleマイビジネスの最適化
- 口コミを増やす
- サイテーション
などがあります。
MEOではSEOよりも上位に表示されるので、マップからウェブサイトへの流入が期待できるところがメリットとなります。通常検索結果で表示される際、充実した画像が表示されるのもMEOの良いところでもあるため、ユーザーが引かれるような画像をたくさん追加していくのもMEOにとってはポイントです。
→MEO対策をもっと詳しく見る
まとめ
今回はSEO対策を始めるにあたって、重要な項目やポイントをご説明させていただきました。
「ユーザー・クローラーのことを考え使いやすくわかりやすいサイトへとサイトを改善していくこと」
「Googleの指標をもとにどこが足りないか、どこができているかを考えること」
「ユーザー体験の向上を見込めるようなサイトへと対策を行うこと」
「E-A-Tが高く信頼できるサイトを運営するために対策を行うこと」
このような項目を常に考え、上位表示を狙いGoogleに評価されやすいサイトへと対策していくことがSEO対策のポイントとなります。
常にユーザーニーズにあった表示を行うためGoogleではコアアルゴリズムのアップデートなど度々更新されていくので、最新情報のチェックやアップデートにあった対策を行なっていくことが大切となります。